STAP細胞の論文撤回問題で、小保方晴子さんが苦しい立場にいる。
研究者としては、論文を書く上で先行研究を調べた上での研究でなくてはならない。100頁の論文量ならば20-30ベージは、(ある意味では)ページ数稼ぎのために必要とされるだろう。その部分で他者の研究を引用することは良くあることだ。もちろん核心部分にそれがあってはまずい(それを見抜けないとしたら、それは論文指導教員の問題だ。また、一年半前のiPS細胞の時の森口氏のような何年も研究をしている人の論文の本質部分に改竄があっては大いに問題である)*1

無断使用のコピペは決して望ましいことではないが、それは論文作法のことで、(まだ学位をとって3年程度な新研究者であることを加味すれば)完璧な論文ではないと大騒ぎしてバッシングするのは大人げない(・・と私は思う)。

ともかく、悪意はなかったと信じたいし、何とか応援してあげたい。彼女は今までも何度も泣いてきたということで打たれ強いように見えるが、果たしてそうだろうか。マスコミをはじめとする世の中は、今までの持ち上げぶりから、急に手のひらを返したようにバッシングをし始めたように見える。これだけ脚光を浴びてしまったことが、逆に不運だったかも知れない。ともかく、彼女の今後の人生のほうがずっと心配である。STAP細胞の存在がきちんと、次の論文にて証明されることを祈りたいと思う。

http://www.flickr.com/photos/17189662@N00/354911838

photo by cowlet

*1:引用時は次のような引用宣言をするのが作法だ。研究成果の捏造 - 本流パーソナルブログで以前に関連することを書いた。また、引用は写真についてもいえること。上記のようなFlickrでの写真で、Creative Commonなどの使用ならば咎められることはない。